人と人とがつながり
新しい付加価値を生みだしていく
という思いで名付けた
「インターマン」
バックパックを背負い、行き先も決めずに上海行きの船に乗り込んだ20歳の夏。砂漠を渡り、山を越え、カイバル峠までたどり着く。帰りはマニラの空港をなかなか出発できず、やっと試験に間にあった。 帰国後、学生向け企業情報誌を発刊するために、インタビューから執筆、編集、そして営業まで夢中になった。 “創るという思い”をかたちにするための活動は、未来と繋がる貴重な体験を得て、「インターマン」を生み出すことになる。 「アメージング」。この言葉は、私の心を奮わせる。吸音材を用いた通話用ブースの試作品をサンフランシスコに持ち込み、父親と肩車された子供との会話でそれを聞いたとき、さらなる勇気をもらい、「アイデアを“かたち”に!」が加速されていった。この高揚感は堪らない。一見、何でもないようなものであっても、私たちの事業全てにこのような“思い”が宿っている。これがあるからこそ、現業から新しいプロダクトやサービスを生み出し、さらには農水産、インフラ、エネルギー分野まで可能性を信じ挑戦する。 現在、「Interman Co.」と書かれた超長期保存メモリーが、とある人口衛星に積み込まれ地球の公転軌道の外側を回っている。約20年後、地球に接近する。この距離、約500万km。さて、どうやってこのメモリーを回収するか、こんなことを考えながら「インターマン」という船の旅は続く。代表取締役社長